Interview
社員インタビュー
トスラブ箱根 ビオーレ
調理係長
田中
TANAKA
「美味しい」も「明るい」も
つくりたい
新卒採用/2003年入社
幼少の頃から料理が好きで、家族みんなのご飯をつくって共働きの両親を支えていた田中さん。ある日、兄から言われた「これ美味しいね」の一言がきっかけで料理人を目指し、調理師の専門学校へ進む。
厨房ではパスタをつくるストーブ、肉を切り分けるブッチャー、前菜、デザートなどの各ポジションをオールマイティにこなし、朝食・ランチ・ディナーそれぞれの仕込みから調理までを担当する。
エイ・ピー・シーへの入社を決めた理由は?
料理人の求人は和食・中華・フレンチが多いのですが、人と同じ道ではなく在学中に興味を惹かれたイタリアンを志そうと考えていました。そして専門学校の先生とともにこのビオーレを施設訪問した際、ランチをいただいたんです。そのときのパスタがとても美味しかったことが入社の決め手になりました。
調理師の専門学校を出たと言っても、即戦力になれるわけではありません。入社当時に副料理長だった方(現 料理長)に一からイタリアンを教わり、育てていただいた経緯があり今に至っています。
仕事をする上で大事にしていることは?
調理という仕事上、手洗いの徹底など衛生管理は基本であり非常に気を配っています。また、各部門を見渡す責任のある立場を任されているので、視野を広くすることが大事だと考えています。
たとえば他のスタッフのコンディションに注意を払って声をかけたり、うまく仕事に取り組めるようフォローしたり。明るくコミュニケーションが取り合える場づくりのために、僕自身が一番元気でありたいと思っていますね。
仲間とのコミュニケーションや職場の環境は?
厨房では「誰でも、どんな些細なことでも話してほしい」と料理長自ら風通しをよくしてくださっていて、新しく入った人でも働きやすい環境です。
僕自身、年齢も立場も関係なくスタッフ全員に笑顔で声をかけることを心がけています。「元気だな」と思ってもらえたら場も明るくなって、コミュニケーションが取りやすくなる。それは部署ごとの連携やチームワークを深めることにつながると考えています。
仕事をする上で大変なことは?
中途採用で入られて、豊富な経験から培った自分のスタンスや確立した調理方法を持っている人も多くいます。その料理のつくり方が料理長の決めた手順とは違うということを、たとえば目上の人にも伝えて是正しないといけないのは、個人的に気苦労を感じる点ですね。
やりがいや成長を感じることは?
仕事にゴールはなく、常に進化していくべきものだと思います。昨日より1秒でも早く作業をこなす、今日より少しでも明日の自分は成長していたい。そう考えながら仕事をしている瞬間や、後輩が仕事を覚えていく姿を見るとやりがいを感じますね。
実は、いつか貧しい子どもたちに料理を届ける「こども食堂」のような場をつくることが夢なんです。小学6年生になる甥が卒業文集に、自分の姿を見て「料理人になりたい」と書いてくれたことがすごく嬉しくて。子どもが目指してくれる存在であるためにも、料理の腕を磨き続けたいですね。
田中さんから見たエイ・ピー・シーの魅力は?
福利厚生が手厚いということに尽きます。東日本大震災で社会が不安定な情勢になったときも、給与は毎月きちんと受け取れましたし、安定した経営基盤は会社として強みであり魅力ですね。
また、職場は本格的なイタリアンレストラン。ウサギなど特別な食材を扱うことも多く、料理人としてスキルを発揮したり、経験を積むには最適です。